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島犬日記
ヤクスギランドという森
翌朝。

海岸での散歩を終え、ヤクスギランドへ。

ポップというか安易というかネーミングは最低ですね。
絶対、簡単なアトラクションくらいはありそうだし、最低でも無意味に長い滑り台はありそう。
最悪、UFOキャッチャーはある。
そんな印象を与えかねない名前だ。

そもそも屋久杉というのは、アレもコレも屋久杉ではないのですよ。
標高1000mくらいから上に生えてる杉を屋久杉っていうのです。
ですから、先日の雲水峡も本日のヤクスギランドも結構な山岳地帯になるわけ。
寒波が来ると普通に積雪しますし、3月末でも結構な寒さです。

そんな所だからもちろん滑り台も無いし、UFOキャッチャーもありません。
でもある意味、壮大なアトラクションではある。

ヤクスギランドには30分・50分・80分・150分の4コースがあります。
ゆっくり歩いて掛かる時間です。

3年前に来た時は積雪の為、50分コースにしか行けなかったのですが、今回はノンースノー。
迷わず150分コースを行きます。

いまだ、「屋久島いまいち…」な妻はどんな感想を持つのか。
乞うご期待!

いざ、入山!

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はい。
いちころ。

150分コースを180分掛かるあり様。

僕も初めての150分コースにメロメロでした。

何なんだろう、この森…。
同じ島の同じような森なのに雲水峡とは空気感が全然違うのです。
もう、入って間もなく溶け込んじゃう感じ。

分かりやすい例をあげると、

ドッヂボールで最後に残ったのが知らない人だったみたいな感じ。

友達に電話して話してたら、実はお兄さんだったみたいな感じ。

バスケットボールだと思ってプレーしてたらポートボールだったみたいな感じ。

たぶん、入って間もなく溶け込んじゃう感じが一番近いし、ポートボールって何やねんだと思うが、前述の例並に違和感無く、傍に居るのです。

そして、この森を歩くと思うのです。

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もちろんこの森にも樹齢2000年クラスが何本か居るのですが、そういう事は関係ないのです。
樹齢2000年の巨樹よりも、名も無い朽ちた切り株がメチャメチャ沁みたりするんです。
そこで更に思うのですね。

縄文杉…。

本音はメチャメチャ行きたい。
手前のウィルソン株も見たい。
この島の更に奥に入ってみたい。
そう思います。

でも、雲水峡の例があるように、実は自分とは合わないのかもしれない。
合う合わないの前に、人が多くてウンザリするのかもしれない。
やっぱり自分には、ヤクスギランドが1番なのかなって。

僕は犬連れで来てるでしょ。
屋久島は山岳地帯は犬連れの入山はNGなのです。
だから今回も180分も車で留守番させてる。
本人達は寝てるからいいよって感じかもしれませんが、
僕達はやっぱり後ろめたいのです。
ましてや、縄文杉に行くとなると往復で9時間のコース。

これは絶対に行けないですよ。
犬達を車に待たせて9時間なんて。
行っても心配で仕方ないでしょ。

たぶん、涼しい季節ならずっと寝てるでしょうよ。
たまに人が通ったら吠えて、ちょっと水飲んで、また寝るってなもんでしょうよ。
でも、心配なんだよぉ。

だから、今回も僕達はヤクスギランドまで。
でも、本当に十分満足です。
名前は最低だが、中身は最高なのです。

また来るぜ、ヤクスギランド。
改名して待っていてください。
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